鹿島アントラーズvsサンフレッチェ広島 ○(2:2PK3:4) ― 2008/03/09 18:13
ゼロックス・スーパーカップ(優勝杯)を掲げる佐藤寿人とストヤノフ
昨年も国立で試合観戦をすることが出来たが、今年も運良く観戦することができた。スーパーカップは、J1リーグのチャンピオンと天皇杯のチャンピオンとの対戦なので、サンフレッチェとは無縁の世界と思っていたが、鹿島アントラーズがリーグと天皇杯との2冠を獲ったので、天皇杯準優勝のサンフレッチェが出場することになった。ある意味ラッキーである。
バックスタンド・アウェー(サンフレッチェ)側の中央寄り、最前列から9列目なので、結構ピッチは近い。試合前のアップでは、サンフレッチェの選手も近くに見えた。新戦力の久保とユキッチはベンチスタート。キックオフ頃には、自分の周りもたくさんの観客で埋まっていた。東京だというのに、広島ビッグアーチにいる雰囲気である。
前半キックオフ。予想通り、鹿島が主導権を握り、サンフレッチェ陣内に圧力をかけてくる。鹿島の小笠原、本山、野沢の中盤トリオはうまい。右サイドの内田、左サイドの新井場もしばしば上がってくる。早い時間帯に失点すると難しいなと思っていたら、鹿島DF岩政がイエローカード2枚で退場。
やや一息ついたものの、それでも鹿島はマイボールになった時にサンフレッチェゴールを脅かしてきた。さすがはJリーグチャンピオン、やはり鹿島は強い。数的優位のサンフレッチェはボールをつなぐだけで、ほとんど得点の匂いを感じることはできなかった。そして、前半終盤、李漢宰が2枚目のイエローカードをもらい退場。10人対10人の対戦に戻るが、そのままのスコアで前半終了。
後半開始直後、サンフレッチェのシステム変更がフィットせず、もたついている間に、鹿島がまた圧力をかけてきた。自陣に押し込まれて、なかなか押し返せなくなった。簡単にシュートも打たれていると思ったら、本山が先制ゴール。あー。。その後もサンフレッチェ守備陣のもたつきが続き、野沢の2点目が決まった。あー。。。大量失点も覚悟した。
しかし、そんな嫌な流れも久保・ユキッチの登場で断ち切ることができた。特に、久保の存在感は抜群で、前線で動き回る際には独特のオーラが漂っていた。そして、後半35分には疑惑のPKをゲット。落ち着いて決めて2-1に。さらに、後半40分には佐藤寿人が同点ゴール。2-2になった。そのままタイムアップしてPK戦に突入。
タイトルがかかっているとは言っても、さすがに入れ替え戦のような殺気だった雰囲気はない。PK戦で負けても失う物はないので、応援している方も少し気が楽だ。しかし、サンフレッチェに勝ってほしいのは言うまでもない。鹿島GKの曽ヶ端がPK蹴り直しを取られるなどしてリズムが狂ったのか、5人目までに鹿島は2人が外した。対するサンフレッチェは1人。最後の佐藤寿人が決めてサンフレッチェの優勝。当然初優勝である。
試合後の表彰式から場内半周まで、選手達がグランドから退場するまでじっくり見ることができた。貴賓席上で選手達が優勝カップを掲げた瞬間は感動した。やはりいいものである。重要度の低い大会とは言え、結果が全て。きれいなサッカーはできなくても、Jリーグチャンピオンの鹿島を相手に終盤2点差を追いついたことが良かった。J2のリーグ戦も、今日のように粘り強く戦えば、きっと1年でJ1復帰を成し遂げられるはずだ。
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