天皇杯初戦(4回戦)突破2006/11/05 21:15

 天皇杯は今週末、第4回戦が開催された。サンフレッチェ広島の対戦相手はJ1のセレッソ大阪。下手に格下のJ2やJFLのチーム、地域リーグのチームとやるよりは、やりやすい相手だ。案の定、この4回戦では、格下のチームに苦戦したJ1のチームもいくつかあった。

 さて、結果は3-0でセレッソ大阪に快勝。2週間前にリーグ戦で煮え湯を飲まされた相手に、見事リベンジを果たした。リーグ戦に照準を合わせたセレッソ大阪に対し、リーグ戦と同様、ベストメンバーのサンフレッチェ広島。試合は見ていないが、内容も良かったらしい。

 まずは良かったが、惜しむらくは先のリーグ戦で勝ってほしかった。また、この内容と結果を次のリーグ戦・アビスパ福岡戦でも出してほしい。まだJ1残留は確定していないのだ。

チャンピオンズリーグ(CL)チェルシー戦はドロー…2006/11/06 21:28

 必勝を期して臨んだカンプノウのチェルシー戦は2-2のドロー。強い相手にいい試合をしたが、いまいちスッキリしない。

 これで、チェルシー、ブレーメンに続いてグループ3位に後退してしまった。前回王者がグループリーグで敗退するわけにはいかない。次のソフィア戦と次々のブレーメン戦、必勝である。

福岡に0-2勝利!2006/11/11 17:40

 第30節アウェーのアビスパ福岡戦は0-2で勝利。サンフレッチェ広島は狙い通りの勝ち点3を上積みできた。これで通算勝ち点は36。セレッソ大阪も敗れたので、降格圏にいるアビスパ福岡とセレッソ大阪とは残り4試合で勝ち点11の差がついた。おまけに順位も定位置の15位から14位に上昇。今日の勝利でサンフレッチェ広島のJ1残留がぐっと近づいたと言っていいだろう。

 ここ最近ホームで結果を出している福岡相手のアウェー戦。テレビ中継もないのでどうなることかと思っていたが、勝ててほっとした。好調ウェズレイが2得点。守備陣も完封。チームの雰囲気もいいはずだ。チームにけが人がなく、この調子でプレーをしていければ問題ないはず。次節、ホームの京都パープルサンガ戦で残留を確定してほしい。

サンフレッチェ広島vs京都パープルサンガ ○(1:0)2006/11/18 18:46

 J1リーグ第31節、サンフレッチェ広島vs京都パープルサンガ戦は1-0でサンフレッチェ広島が勝利。立ち上がりから苦しい試合だったが、後半41分に佐藤寿人が得たFKをウェズレイが蹴り、ゴール前の森崎和がダイレクトで決めた。これでサンフレッチェが積み上げた勝ち点は39。残り3試合で16位以下にいるチームの逆転がなくなりJ1残留が決定した。順位も、勝ち点で並んだFC東京を抜いて13位に浮上した。

 良かった。これで来シーズンもJ1で戦える。広島ビッグアーチでJ1の試合が観戦できる。本当にほっとした。思えば長い道のりだった。最下位に落ちた時は、心底もうだめかと思ったが、よくぞここまで盛り返してくれた。シーズン序盤でのフロントの潔い決断が功を奏したのだろう。最近ホームで負け知らずの選手と監督、関係者に感謝したい。

 試合の方は、前半立ち上がりから京都に押し込まれ、何度か決定機を作られた。サンフレッチェは生命線である運動量が少なく、京都のプレスにパスミスを連発。前線にいい形でボールを運べず、攻撃の組み立てができなかった。前半途中からは、サンフレッチェが押し込み返してチャンスを作り出したものの、ストレスのたまる展開が続いた。

 後半も京都ペースで立ち上がった。特に後半6分、カウンターで京都のパウリーニョが抜け出した決定機には、スタンドから大きな悲鳴が上がった。自分もだめかと思ったが、相手のシュートミスに助けられた。その後もサンフレッチェのパスミスなどでペースが上がらず、膠着状態が続いた。さらに後半15分、パウリーニョがGKと1対1になりかけ、こぼれ球をシュートされたが、これもシュートミスで助かった。かなり危なかった。

 その後は京都の運動量も落ちてきて、サンフレッチェがボールを支配し始めチャンスも増えてきた。見ていて楽しくなってきた。特に後半の中盤あたりからは、京都を自陣に押し込みCKやクロス、シュートを浴びせ続けた。しかし、京都の最終ラインとGKも集中を切らさない。そしてようやく後半41分にゴールが入った。良かった。試合は1-0のまま終了。

 気がつけば、順位表で1ケタのチームまでの勝ち点差が2となっている。残り3試合、J1残留も決めたので、あとは順位を1つ1つ上げるだけだ。

アウェーの千葉戦は0-1勝利!2006/11/23 17:59

 第32節アウェーのジェフ千葉戦は0-1で勝利。テレビ中継がなかったので試合内容はよく分からないが、前半19分にあげた前田俊介のゴールを守り、粘り勝ち。最近調子を落としているジェフ千葉に助けられた面もあっただろうが、ウェズレイ不在の中、よく持ちこたえてくれた。

 調子の上がってきたサンフレッチェ広島は、これでリーグ戦4連勝。勝ち点は42に増え、順位は10位に上昇した。さすがに連勝が続くと順位も上がってくる。安定してきた守備もあって今日も完封試合。4試合連続で無失点となる。次節はホームの新潟戦。次もきっちりと勝って、さらに上位に進出してほしい。

ホーム最終戦・新潟戦は2-1勝利!2006/11/27 18:16

 第33節ホームのアルビレックス新潟戦は2-1で勝利。見事ホーム最終戦を飾ることができた。事情があってスタジアムで観戦できなかったことは残念であったが、サンフレッチェが勝って素直にうれしい。テレビ中継がないので、スタジアムに応援に行った友人からのメールで試合状況を知らせてもらった。

 先週に引き続いて、雨の中の試合である。攻撃の核となるウェズレイがブラジルに帰国中のため欠場。ここまで無失点を続けているDF陣の要・戸田が体調不良のため欠場。あまりいい話題はなかったのだが、前半のいい時間帯に先制し、後半一度は追いつかれたものの、よく耐えて後半ロスタイムにエースの佐藤寿人が決勝ゴールをたたき込んでくれた。寿人は今季18得点。昨年の自身の記録に並び、日本人最多得点にも並んだ。

 チームは10月28日のマリノス戦から勝ち続けていて、今日の勝ちで5連勝。天皇杯も含めると6連勝である。勝ち点は45となり、順位は1つ上げて9位にまで上昇した。守備陣が踏ん張り、内容は劣勢でも最後まで粘って勝てるようになったのが大きい。開幕から10試合あたりのチーム状況からは、信じられない躍進ぶりである。

 次節は今季最終戦。鬼門の日本平スタジアムで清水エスパルスとの対決である。骨のある上位との対戦。今のチーム力がどれほどのものか、試すには絶好の相手だ。今季ホームでは負けているので、ぜひ借りを返してほしい。