サンフレッチェ広島vs京都パープルサンガ ○(1:0)2006/11/18 18:46

 J1リーグ第31節、サンフレッチェ広島vs京都パープルサンガ戦は1-0でサンフレッチェ広島が勝利。立ち上がりから苦しい試合だったが、後半41分に佐藤寿人が得たFKをウェズレイが蹴り、ゴール前の森崎和がダイレクトで決めた。これでサンフレッチェが積み上げた勝ち点は39。残り3試合で16位以下にいるチームの逆転がなくなりJ1残留が決定した。順位も、勝ち点で並んだFC東京を抜いて13位に浮上した。

 良かった。これで来シーズンもJ1で戦える。広島ビッグアーチでJ1の試合が観戦できる。本当にほっとした。思えば長い道のりだった。最下位に落ちた時は、心底もうだめかと思ったが、よくぞここまで盛り返してくれた。シーズン序盤でのフロントの潔い決断が功を奏したのだろう。最近ホームで負け知らずの選手と監督、関係者に感謝したい。

 試合の方は、前半立ち上がりから京都に押し込まれ、何度か決定機を作られた。サンフレッチェは生命線である運動量が少なく、京都のプレスにパスミスを連発。前線にいい形でボールを運べず、攻撃の組み立てができなかった。前半途中からは、サンフレッチェが押し込み返してチャンスを作り出したものの、ストレスのたまる展開が続いた。

 後半も京都ペースで立ち上がった。特に後半6分、カウンターで京都のパウリーニョが抜け出した決定機には、スタンドから大きな悲鳴が上がった。自分もだめかと思ったが、相手のシュートミスに助けられた。その後もサンフレッチェのパスミスなどでペースが上がらず、膠着状態が続いた。さらに後半15分、パウリーニョがGKと1対1になりかけ、こぼれ球をシュートされたが、これもシュートミスで助かった。かなり危なかった。

 その後は京都の運動量も落ちてきて、サンフレッチェがボールを支配し始めチャンスも増えてきた。見ていて楽しくなってきた。特に後半の中盤あたりからは、京都を自陣に押し込みCKやクロス、シュートを浴びせ続けた。しかし、京都の最終ラインとGKも集中を切らさない。そしてようやく後半41分にゴールが入った。良かった。試合は1-0のまま終了。

 気がつけば、順位表で1ケタのチームまでの勝ち点差が2となっている。残り3試合、J1残留も決めたので、あとは順位を1つ1つ上げるだけだ。