サンフレッチェ広島vsガンバ大阪 △(2:2) ― 2007/12/01 18:17
前節・J1リーグ第33節、アウェーの川崎フロンターレ戦は、3-0の完敗。リーグ通算成績は8勝7分け18敗となり、勝ち点は31のまま。J1残留を争っている15位の大宮は勝利を収め、勝ち点は34になった。J1自動残留の大宮との得失点差が11もあるので、今節サンフレッチェが勝利を収め、大宮が負けても逆転は厳しい。一方、17位の甲府は敗戦。J2への降格が決まった。この結果、この時点でサンフレッチェの16位・入れ替え戦実施がほぼ確定した。
そして迎えた第34節、ホームのガンバ大阪戦は2-2のドロー。リーグ通算成績は8勝8分け18敗となり、勝ち点は32。最終順位は16位となって、サンフレッチェの入れ替え戦が決まった。覚悟はしていたとは言え、残念である。
今日の試合は、出場停止やけがによって当初のレギュラー選手が多数離脱。入れ替え戦もにらんで、若手が多く出場した。強豪ガンバ相手にどんな試合をするのかと心配していたのだが、最後まで闘う気持ちを見せて試合をしてくれたのが良かった。前半序盤からガンバが主導権を握って試合は進んだが、サンフレッチェはカウンターから駒野→佐藤寿人でゴール。1-0に。
その後もガンバが攻め続け、バレーのヘッドで同点とされた。前半は1-1で終了。後半開始早々、佐藤寿人、駒野、服部がアウト。森崎浩司、柏木、遊佐がイン。これまた思い切った交代をするものだと思いつつ、連係面など心配になった。その後もガンバのペースが続くが、サンフレッチェもしぶとく闘う。後半27分、高萩がDFラインを抜け出してGKと1対1になった場面では、GKに阻まれ期待の声援が溜息に変わった。残念。
後半35分に勝ち越され1-2に。二川の素晴らしいシュートだったが、まずい。しかし、選手達は下を向くことなく、攻め続けた。ロスタイムを迎えて敗色濃厚の空気が漂い始めるかと思ったが、選手の奮闘でスタジアムは盛り上がってきた。それが実り、CKから槙野がゴール。2-2に追いついた。そのままタイムアップ。
この間のジェフ戦も2-2、今日のガンバ戦も2-2だが、気持ちがずいぶん違う。先週のフロンターレ戦の惨敗を経て、チームのメンタル低下を心配していたが、これでいいイメージを持って入れ替え戦に臨むことができる。来週水曜日(アウェー)、土曜日(ホーム)の京都サンガとの試合、応援あるのみだ。
サンフレッチェ広島vs京都サンガFC △(0:0) ― 2007/12/08 22:49
J1・J2入れ替え戦の第1戦は、2-1でサンフレッチェ広島の敗戦。終了間際にアウェーゴールは奪ったが、内容があまりにも悪すぎた。この結果、残留には第2戦は1-0勝利か、2点差以上の勝利が必要となってしまった。そして迎えた運命の第2戦。結果は0-0のドロー。2戦合計1-2で京都サンガFCが勝利となり、京都サンガFCのJ1昇格とサンフレッチェ広島のJ2降格が決まった。残念である。
入れ替え戦が決まってから、もう十分覚悟を決めていたものの、いざはっきり結果が出てしまうと、悔しいというか、応援しているチームのJ2降格は受け入れがたいものがある。今日で、ビッグアーチでの試合観戦は21試合目。旅行で留守にしていた大分戦を除いて、ホームの全試合観戦となったが、応援の甲斐なく最悪の結末を迎えた。。
今シーズンは、5月が終わるまでは「今年は上位進出もいけるかも?」といい気分でいたのだが、6月以降は坂道を転げ落ちるように順位を下げていった。特に、リーグ第24節の横浜FC戦で勝利した後は、今日までJの試合は12戦未勝利と、まったくいいところがなかった。特に、残留を争っている甲府・大宮との直接対決に敗れたのが痛かった。やっている選手も苦しかっただろうが、見ているこちらもずっと重い気分のままだった。
今日の試合を振り返ってもしょうがない気持ちもするが、サンフレッチェは前半から飛ばして、いい流れでゲームを支配していたように思う。球際の競り合いにも負けていなかったし、みんなよく走っていた。何度も決定機を作ったし、あわやというピンチも、集中した守りでうまくしのいでいた。後半は、京都がチャンスを作り始めたが、全員守備でよく持ちこたえていた。第1戦もこうすれば良かったのにと思うぐらい。
しかし、肝心の1点が取れない。シュートがバーやポストに当たってもゴールには入らない。運が悪いといえばそれまでだが、ここまで入らないのには何か訳があるのではと思ってしまう。今シーズンのリーグ戦で、何度も見てきたシーンだ。後半、柏木のシュートや槙野のシュートが外れたときには、周りのみんなと大声で叫んでしまった。
結局、0-0でタイムアップ。同時にサンフレッチェ広島のJ2降格が決まった。5年ぶり2回目である。試合終了の笛が鳴った瞬間、ピッチにへたり込んで動けないサンフレッチェの選手がかわいそうであり、喜びを爆発させている京都関係者がうらやましかった。
絶対に勝たなければならない試合で、いい内容の試合はするが、点を取って勝てない。今日の試合は、今シーズンの中盤以降を象徴するような試合展開だった。毎回こうなるのにも必ず原因があるからで、それを正確に突き止め、対策していってほしい。
しかし、下ばかり向いていてもしょうがない。フロントには、来シーズンJ2で勝ち抜けるチームを、少しでも早く編成してもらいたい。チームを出て行きたい人には残念だが出て行ってもらって、強力な外国人FWを補強して、チームにいる人全員がまとまってJ1復帰を果たしてほしい。過酷なJ2リーグの長丁場は、2003年の時も感じたが正直厳しいと思う。それでも、それを勝ち抜けるチームを早く見たいし、そんなチームを来シーズンは応援していきたい。
天皇杯5回戦突破! ― 2007/12/16 12:39
広島ビッグアーチで行われた天皇杯5回戦・ジュビロ磐田戦は、2-0でサンフレッチェ広島の完勝。来シーズンはJ2で闘うサンフレッチェではあるが、J1の磐田を相手に、球際や運動量、闘う姿勢で完全に上回っていた。あれだけ失点を重ねていた守備も安定していたし、攻撃時には分厚い攻撃を仕掛けていた。鹿島アントラーズとのナビスコ杯決勝トーナメント第1戦と並んで、今シーズンでベストな試合内容かもしれない。
それにしても、森崎浩司のFKは2本とも素晴らしかった。リーグ戦や入れ替え戦で、あれだけ欲しいときに入らなかった点が、今日は思い通りに入った。佐藤寿人や平繁もよく走って、前戦からのチェイシングもよく効いていた。小柄な平繁もトップでよくボールをさばいていた。何より、チームとしての一体感があったのが良かった。
次は準々決勝、FC東京戦だ。ぜひ勝って、準決勝、決勝へと進んでもらいたい。サンフレッチェが5回戦を突破したのは、5年前の2002年。J2に降格したときだ。その時は準決勝に進出して、翌シーズンのJ1復帰につながるいい流れを作った。次戦は23日。応援していきたい。
天皇杯・準決勝(ベスト4)進出! ― 2007/12/24 15:49
熊本で行われた天皇杯準々決勝・FC東京戦は、2-0でサンフレッチェ広島の勝利。この結果、サンフレッチェ広島は5年ぶりの準決勝(ベスト4)へ進出した。めでたい。
前の試合では、セットプレー(森崎浩司の直接FK)の2得点で試合は決まったが、今日はいずれも流れの中からの2得点で勝負を決めた。2得点は、いずれもカウンター気味にボールが良くつながって、柏木、駒野がゴールを決めた。スペースに走り込む柏木も良かったし、おとりの動きも良かった。
後半は、攻めに出てきたFC東京に押し込まれたが、集中力を切らさず無失点で切り抜けた。これで天皇杯は、3試合戦って7得点無失点である。J1ワーストの34試合71失点がうそのように、粘り強い守備ができている。何度か危ない場面もあったが、みんなで集中して守り切った。
次は準決勝、ガンバ大阪戦だ。今シーズン5度目の対戦。対戦成績は1勝1分け2敗である。今はいい時のガンバでなはい。モチベーションも?だ。ぜひ勝って、元日決勝の国立へと進んでもらいたい。
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