2006年05月03日(水)「いざ対馬へ!」 ― 2006/05/03 16:12
コースは、自宅→広島IC→山陽自動車道→山口JCT→中国自動車道→王子PA(給油)→九州自動車道→(事故・渋滞×2)→福岡IC(5350円)→福岡都市高速(600円)→築港IC→ 博多港10:35→(九州郵船フェリー)→対馬市厳原港15:30→厳原、厳原→R382→県道44号→上見坂公園(展望台)→厳原→県道24号→県道192号瀬浦厳原港線→ 瀬浦→県道24号→美女塚→豆酘→豆酘崎→豆酘→県道24号→浅藻→厳原
いよいよ対馬ツーリングの始まり。離島ツーリングは本当に久しぶりになる。1994年の屋久島以来12年ぶりだ。時間がたっぷりあれば壱岐も一緒に回ってやろうと考えていたが、時間不足のため断念。目的地を対馬1島に絞る。天気も上々。3連休全てが晴れの予報なのでワクワクしてくる。
5時25分自宅発。もう既に十分明るい。これから福岡まで一気に高速走行だ。博多港を10時に出航するフェリーに間に合えばよい。山陽道を走っていくが、さすがにゴールデンウィーク。交通量が多いのでとても走りにくい。ちょっとSAに寄ろうと思っても、SAの手前から4輪が数珠繋ぎで駐車場待ちをしている状態だ。
結局、下松SAでの給油は諦めて王司PAで給油した。ここもPAのアプローチから給油待ちの4輪がいたが、頭を下げて途中に入れてもらった。中国道に入っても交通量は多い。関門橋の入り口で渋滞。おかしいなと思っていたら、事故だ。7kmほど4輪の間を走行して抜けた。疲れたなと思っていたらまた事故渋滞。次も7kmほど4輪の間を走行して抜けた。
渋滞もあったせいか、博多港に着いたのは9:15分ごろで出港45分前だった。ターミナルビルは出港を待つ人や車で相当ごった返していた。乗船手続きのため待ち行列に並ぶが、とても出港時間に間に合いそうにない。ほどなくして係員が、バイク&自転車は桟橋へ誘導するアナウンスをした。それに従い桟橋に並ぶ。
桟橋の係員が、現時点で乗船手続きが出来ていないバイク&自転車は乗船不可と言っている。冗談じゃない。我々は係員の指示に従ったまでだ。聞くところによると、バイクを固定するロープの数が足りないらしい。バイクと自転車を合わせて、あと1台か2台しか積めないらしい。これまでにそんなに多くのバイクを詰め込んだ訳ではないのに。しょうもない。
CB750の兄ちゃんは、これらのやり取りに業を煮やし、かなりキレていた。そりゃそうだ。このままだと本当に積み残されそうなので、旅行会社で事前購入しておいた旅客2等のクーポンを係員にちらつかすと、乗船させてくれた。最後の最後にクーポンの威力が発揮された。
船内に入ったら入ったらで修羅場が待っていた。2等船室は既に乗客で満杯。通路という通路も満杯。腰を下ろす所もない。気温も低いので甲板には行きたくなかったがしょうがない。右舷前方に50cmの隙間を見つけてもぐり込んだ。しかし寒い。常に風速10m以上の海風と波しぶきが当たって冷えまくりである。カッパをバイクに残していたので失敗だった。
結局、1時間半ほど粘ったが断念。トイレのついでに場所を変え、室内で場所を探す。しかし、まともな場所は空いていなかった。が、車両甲板へのアプローチの階段付近に2m×50cmのスペースを発見。壱岐港に着くまでそこで横になっていた。薄暗く快適な場所ではなかったが、文句は言えない。寒くないだけマシだ。
壱岐でかなりの乗客が降りたので、2等船室も十分に空いた。しかしまだ2時間あるので2等指定に追加料金800円を払って変更してもらった。定員の半分程度の余裕状態で対馬厳原港まで過ごすことが出来た。海はよくうねっていて、船はよく揺れた。下船前に車両甲板の船員に聞いたが、この時期にしてはよく揺れたとのこと。とは言え、まだまだ凪の部類らしい。恐るべし。
厳原に着いて今日の宿・金石館を探す。地図で確認した場所付近で見つける。チェックインしてまだ時間があるので、一服して走ることにする。ロードマップを眺めて、厳原の近くにある展望台と南西海岸部の岬を目指して走ることにした。寝不足のためか頭が痛い。
まずは上見坂を目指す。舗装林道風のつづら折りを走る。4輪なら、とても走りたくはない道だ。やはりSVで自走してフェリーに乗せて運んで良かった。こんな道はSVの比較的得意な分野である。上見坂展望台はキャンプ場も含む公園の中にある。展望台に上れば、リアス式海岸で有名な浅茅湾の美しい眺めを見ることが出来た。もやがかかっているので、はっきりくっきりとはいかないが、美しい景色である。
次に島の南端部にある岬、豆酘崎を目指す。夕方になりつつあるが、日が長いので大丈夫だろう。再び厳原を経由して南下していく。相変わらず道路事情は悪い。ただ交通量が少ないので比較的ストレスは感じない。見通しも悪いが、1車線よりは広いので何とかやり過ごす。距離も短いので、四国山地を横断するR439や九州山地を横断する五家荘林道ほどのインパクトはない。
陽がだいぶ傾いて豆酘崎着。展望台に人の気配がないと怖いなと思っていたが、駐車場には車が数台停まっていて安心する。先に歩いて丘の上にある灯台を訪れ、次に岬の展望台に向かう。行き帰りで家族連れに会ったが、その先はずっと一人。素晴らしい景色を独り占めで気分はいいが、最近は何が起こるか分からないので周囲に注意しながらくつろいだ。
復路は、往路の山間部林道を通らず、海岸沿いを走ることにした。往路に比べて距離は長いが道幅はやや広い。たまに2車線区間もあるし見通しも良い。ペースもだいぶアップできた。日没頃には厳原の宿に着いた。今日はよく走った。
給油1:209.4km;9.11L;22.99km/L、給油2:182.1km;6.30L;28.9km/L、走行距離:377.0km、オドメーター:13181km
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