親善試合・ガーナ戦2006/10/07 16:12

 ガーナと言えば、ドイツ・ワールドカップのグループリーグでチェコ、アメリカを撃破し、アフリカ勢で唯一決勝トーナメントに進んだチーム。現時点でのアフリカ最強チームである。さらに、その時のメンバーがほとんど来日している。エシエン、アッピアー、ムンタリ、ジャンら、ヨーロッパで活躍している有名選手も含まれている。

 先発メンバーには、代表初招集のDF水本、MF山岸とMFの今野がDFラインに入った。そして、我らが佐藤寿人も代表初先発だ。前半キックオフ。立ち上がりは静かな展開。ガーナも前からガンガン来ない。アイドリング中といった感じだ。

 ガーナ代表、ボール扱いはうまい。難しいことをするというよりも、ボールをキープしたり前に運んだりの基本技術がしっかりしている。日本もガーナの浅いDFラインを突破するべく素早く組織力で対抗しようとするのだが、最後のところが決まらない。右サイドで先発した駒野は、これまでに出場した試合の中でも一番の存在感を見せつけていた。

 後半になるとガーナもエンジンが暖まってきたようで、動きがよくなってきた。日本がかなり押し込まれる時間帯が続いたが、急造DF陣がガーナのスピードに振り切られて失点。その後は、エンジン回転数を落としたガーナが引いて無理をしない展開に。しかし、相手ボールになるとなかなかいい形でボールが奪えない。やはりガーナはうまい。

 結局、0-1で試合終了。チーム立ち上げのこの時期、メンバーもそろわない中で格上のガーナ相手に健闘したといえるだろう。まだまだこれからだ。