「キリンカップサッカー2006 -SAMURAI BLUE 2006- 日本代表vsスコットランド代表 △(0:0)」2006/05/14 22:26

 関東地方は雨。予報では終日降り続くということで少々残念である。しかし、試合のある埼玉スタジアム2002は、メイン&バックスタンドに屋根がかかっており、何とかなりそうではある。自分のシートがちゃんと屋根の下にあればいいな、と思いながらスタジアム着。相変わらず冷たい風が吹き、雨が降っているが、屋根はぎりぎりセーフだった。嬉しい。

 埼玉スタジアム2002は、これで2度目。マイ・シートはホーム側1F席のコーナーフラッグ付近、前から10列目だ。サッカー専用スタジアムなので、ピッチが本当に近い。アップが始まると選手はすぐ手の届く先にいるように見える。いつも思うが、いいスタジアムだ。広島にもこんなスタジアムがあればいいな、と思ってしまう。

 今日はワールドカップ本大会前、最後の国内代表戦だ。そのため、試合前のピッチでは気球を使った壮行イベントが開催された。山本寛斎氏プロデュースらしい。気球にぶら下がったのは、元オリンピック体操選手の池谷幸雄氏、タレントの袴田吉彦氏、俳優の照英氏、南海キャンディーズのしずちゃん。大きな気球に乗ったのはテリー伊藤氏とのことだ。

 スタジアムにFIFAアンセムが流れると両チーム選手の入場。スタンドは総立ちで、おみやげにもらったブルーのフラッグを掲げて選手を迎える。毎度のことだが、この曲を聴くと血が騒ぐ。ワクワクしてくる。国歌の独唱は、日本が郷ひろみ氏。スタンドが大きくどよめき、歓声に包まれた。歌の後に、ジャケットの内側にあるマークを見せるパフォーマンスをした時が一番盛り上がった。

 さて、このキリンカップ。ワールドカップ本大会の代表選手発表を2日後に控えてはいるものの、ジーコ監督の中では既に決定済みのようだ。そのため、この試合で代表選考が変わる可能性はほとんどなさそうである。そのため、今日は国内組の強化試合という位置づけなのか。何となく殺気だったものもなく、試合に入っていった。

 対戦相手のスコットランド代表は、先日のブルガリア戦で5-1と大勝している。最近は国際舞台で低迷しているが、さすが歴史と伝統のあるヨーロッパの中堅国らしく、選手達は強くてうまい。しかし、今日のスコットランドはキリンカップの優勝を意識しているためか、コンディションの低下を心配しているためか、前からガツガツ攻めてこない。しっかり守ってカウンターを仕掛ける省エネサッカーだ。

 日本は、先日1-2で敗れたブルガリア戦の反省から、前半立ち上がりから慎重に試合に入る。試合が進むにつれて、日本が徐々にボールをキープするようになり、連続攻撃を仕掛けていく。しかし、ボールは持っているものの、シュートが少ない。そうこう思っていたら、前半24分、加地がポスト直撃のシュートを打った。惜しかった。

 その後も日本がボールを持ち攻めていくが、今日の2トップ・久保、玉田はほとんどシュートを打てない。あまり前線で起点にもなれず、存在感も薄いのだ。ちょっと歯がゆい感じ。後半43分には、この日復活のパフォーマンスを見せていた小野が、Pエリア前から得意の足技を見せながら相手DF陣を次々とかわし、シュート。ゴールかと思ったが、GKにはじかれた。残念だったが、目の前でテクニックを見せてくれた。素晴らしい足技だ。

 0-0でハーフタイムに。後半もメンバー交代はなし。後半1分には、中沢が相手選手との競り合いでひじが入り、負傷。担架で運ばれ、坪井に交代した。中沢の負傷でスタジアムに緊張が走ったが、どうやら深刻なケガではなかったらしい。ひと安心。後半16分には、この日調子の上がらない久保に代わって巻が入る。

 後半28分には、佐藤がトップ下の遠藤に代わって入った。玉田がトップ下に下がるのか。後半40分には、玉田のシュートも枠をとらえられず。後半45分には、佐藤がもらったFKを三都主がシュートするがGKにはじかれる。そのまま0-0で試合終了。懸念された4バックの守備は無失点で合格点。攻撃陣はシュートを15本打ったものの無得点。引いた相手を崩せず残念であった。

 さて、月曜日に発表されるワールドカップ本大会のメンバー発表。どうなるかな。

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